| 平成9年9月4日 |
 |
| DVDと互換性を持つディスク規格『Phase-Change ReWritable』に関する共同発表 |
 |
ヒューレット・パッカード
三菱化学株式会社
フィリップス・エレクトロニクスN.V.
株式会社リコー
ソニー株式会社
ヤマハ株式会社 |
 |
米国にて現地時間9月3日、6社は新しいディスク規格『Phase-Change ReWritable』(※1)に関する発表を行いました。ご参考までに発表文とその日本文要旨をお送りいたします。
ヒューレット・パッカード、フィリップス・エレクトロニクスN.V.、ソニー株式会社、三菱化学株式会社、株式会社リコー、ヤマハ株式会社の6社は本日、『Phase-Change
ReWritable』規格に関する発表を行った。
本規格は、将来のDVD−ROMドライブで容易に再生できるように規定された、相変化記録方式による、直径12cmの書き換え可能型光ディスク規格である。容量は3.0GB/面、ハードディスクと同様の技術を採用し、CAV(Constant
Angular Velocity)モードでは、高速のランダムアクセスおよび転送レートを実現している。この新しい規格により、DVDディスクを再生したり、本規格に基づくディスクの記録/再生ができるドライブの製品化が可能となる。そしてこの種のドライブは『DVD+ReWritable(DVD+RW)』(※2)ドライブという名で普及するであろう。
6社は、CD−Rドライブ/CD−RWドライブの業界の先駆者として広く認められており、現在、世界市場で75%以上のシェアを占めている。この度、コンピューター記録装置とデータのディストリビューションに関してCDの世界からDVDの世界へのスムーズな移行を目指し、『DVD+RW』ドライブの提案を行った。既に確立されたCD技術を更に発展させることにより、この『DVD+RW』製品はユーザーの現在および将来の投資に応えることができる。
本規格のメディアの外観や使い勝手は、CDやDVD−ROMのメディアと同様である。本規格は、現状のDVD−ROM仕様のドライブに若干の機能を加えるだけで、本規格のメディアを再生できるようになる。
『DVD+RW』は、エンドユーザーを含む、PCメーカー、CD,DVD−ROMドライブ/メディアメーカー、ソフトウェア会社など多くの関係者からの意見に基づいて開発された。容量、メガバイト当たりのコスト、性能、ROMとの互換性など重要な要望が考慮されている。
本規格はオープンフォーマットとして、国際的な標準化団体である ECMAに、ヒューレット・パッカード、フィリップス・エレクトロニクスN.V.、ソニー株式会社によって提出されており、今後、標準化作業が進められる。
ヒューレット・パッカードのインフォメーション ストレージ グループのバイス プレジデント兼ゼネラルマネージャーであるマイク マトソン氏は語る。「『DVD+RW』は、カスタマーの重要な要求であるDVD規格との互換性を考慮したものだ。我々は情報の蓄積と管理への顧客の投資を守る必要がある。『DVD+RW』がそのための最良の選択であると思っている。」
ソニーのコンピュータペリフェラル&コンポーネントカンパニー プレジデントの青木昭明氏は語る。「『Phase-Change ReWritable』について、柔軟性や将来への拡張性を持つ規格を作るために我々は十分な検討を重ねた。柔軟性だけでなく、大容量で高性能な仕様とし、ユーザーのデータ記録に対する現在と将来に渡るニーズを満たすものである。」
フィリップス エレクトロニクスのシニア ディレクター、ジャン オースターベルドは語る。「『Phase-Change ReWritable』は、社会インフラ内で広く普及したCDと、今後
普及すると期待されているDVD−ROMディスクを考慮にいれ、設計されたものだ。その結果、互換をとるための追加コストは最低限にとどまる。本規格は、CDとDVD−ROM技術が共存する時代での、両方の橋渡しとなるものだ。」
『Phase-Change ReWritable』(※1):ディスク規格の名称
『DVD+ReWritable』(※2):システム名称
| 『Phase-Change ReWritable』規格の主な仕様 |
| ディスク直径: |
120mm |
| ディスク厚: |
0.6mm×2 |
| トラックピッチ : |
0.8μm |
| 記録容量 : |
3.0GB/面 |
| レーザー波長: |
650nm |
| 変調方式 : |
8−16方式 |
| 記録原理 : |
相変化膜上のマークエッジ記録 |
| 書き込み/読み取り方式: |
CAV/CLV |
| ディスク上の記録方式 : |
CLD(Constant Linear Density) |
|
 |
| 以 上 |
| [本件に関するお問い合わせ先] |
 |
三菱化学株式会社 記憶材料事業部
TEL 03-5484-3928 |
株式会社リコー 広報部 青木
TEL 03-5411-4511 |
ソニー株式会社 広報センター 坂口
TEL 03-5448-2200 |
ヤマハ株式会社 広報部 星野
TEL 03-5488-6601 |
|