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ニュースリリース 1997
平成9年4月10日
ダイオキシン類吸着用石炭系活性炭の発売について
三菱化学株式会社
三菱化学株式会社(本社:東京都千代田区、社長:三浦 昭)は、最近特に環境汚染問題となっているゴミ焼却炉からの排ガスに含まれるダイオキシン類を吸着する活性炭を発売することとし、焼却炉プラントメーカー等にサンプル出荷を開始いたしました。発売いたします活性炭は、ダイオキシン類の吸着に適する細孔を持つ石炭系活性炭ですが、当社は、石炭系で国内最大のメーカーとして永年の技術の蓄積をベースに、この度、粉末タイプ(100me〜325meアンダー)、ペレットタイプ(4mm、9mm)の2タイプ、さらに吸着能力の違いによりそれぞれ3グレード、計6グレードの販売を予定しております。

 ダイオキシン類(ポリ塩化ジベンゾパラジオキシン及びポリ塩化ジベンゾフランの総称で、210種類の異性体を持ち発ガン性、催寄形成等の毒性を持つと言われる。)は、その生成過程にまだ不明な点は多いものの、その排出削減の必要性は近年急速に増し、緊急性を帯びております。厚生省は、本年1月、ゴミ焼却炉へのダイオキシン類規制の新ガイドラインを策定し、同ガイドラインにおいて、新設炉については、排ガス1立方メートルあたり0.1ナノグラム(ナノグラムは10億分の1グラム)、既設炉では、連続運転炉で0.5ないし1ナノグラムを達成することとを目的とし、既設炉の耐用年数とされている20年後までに、ダイオキシン対応を考慮した炉に置き換えることとしています。

 同用途向け活性炭は、主としてダイオキシン類の吸着剤として、消石灰注入ライン及び排ガスダクトに直接吹き込んで使用されます。既設炉では、ダイオキシン類削減対策の大幅な改修が難しいことから吹き込み用の粉末活性炭が、また、新設炉については、ガイドラインの基準も厳しく、また、自由な設計が可能なことから、移動床形式で使用されるペレットタイプの使用も見込まれています。

 同用途向け活性炭は、規制が厳しいヨーロッパにおいては既に相当量の使用実績があり、日本においても今後規制強化と共にその需要量は急速に伸び、1万トン強のマーケットになると予想されます。当社では、石炭系の競合他社と比べ品質面、コスト面でも競争力がある品揃えが出来たと考えており、西暦2000年迄に年間3,000Tの販売を見込んでおります。
以 上 
[本件に関するお問い合わせ先]
三菱化学株式会社 広報調査室
TEL 03-3283-6274
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