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ニュースリリース 2015
平成27年1月5日
三菱化学社長 石塚 博昭 2015年 年頭挨拶(要旨)
三菱化学株式会社

 昨年は当社発足から20年となったが、事業環境が激変した1年となった。前半は、経済がゆるやかに成長し安定した収益を確保したが、9月後半ごろから原油価格が値下がりをはじめ、ナフサ、パラキシレン等の原料価格も大幅な下落となった。更に、11月のOPEC総会での減産見送りの決定を受けて原油等の価格は一層の値下げとなったため、受払差損により収益が大幅に圧迫している。2008年のリーマンショック以来の混乱が化学業界全体にもたらされていると言っても過言ではない。また、日本経済も7−9月期のGDPが年率1.9%のマイナス成長となるなど、足踏みを続けている。
 事業状況としては、後半から事業環境が厳しくなる中で石油化学部門の構造改革、固定費削減により、何とか踏みとどまっている。促進事業について、植物工場事業は11月にローソンファーム秋田の植物工場が竣工し、ガリウムナイトライド基板は、自動車ヘッドライト用の引き合いが増えてきている。有機太陽膜電池や有機EL照明も実証実験が始まった。タイのポリブチレンサクシネートプラントも本年半ばには営業運転を開始し、いずれの事業も事業化にまた一歩近づいたと言える。

 本年は、米国経済は引き続き好調で、欧州経済もプラス成長を維持するだろう。日本経済も円安のメリットを享受して昨年よりは成長率が増加すると思われ、原油等の価格も緩やかに反転するだろう。
 中期経営計画「APTSIS 15」の最終年度に当たり、営業利益600億円という目標を達成しなければならない。そのためには、第1に安全・安定操業の維持、第2に固定費削減計画の達成、第3に石油化学事業の構造改革の完遂、第4にスペシャルティケミカルズ事業統合の完遂、第5に赤字事業の黒字化戦略の推進という施策が重要となる。特に情報電子・電池・ポリマー各本部の促進事業の実績化と、原油価格等の変動に影響されにくい石油化学事業への転換が、今年最大のミッションとなる。
 また、本年は次の中期経営計画を策定する1年でもある。既存の石油化学、石炭化学、機能化学の3本柱が利益を稼ぎ、その利益で新規事業の立ち上げを支援することにより、今まで以上に化学技術に基づく省資源・省エネルギー・環境負荷低減への貢献を目指す。

 「安全」は社員やその家族の幸せを守ることであり、「安定」は会社が存続し収益を上げていくための必要条件である。先進の事例に学び、安全に対する意識、センスを磨いていただきたい。コンプライアンスにも安全・安定操業と同様に、今後も継続して意識を高めていただきたい。
 また、日々の業務においては、専門性を身に着け、プロとしての矜持を持って業務に取り組んで欲しい。従業員一丸となって、新しい三菱化学グループを作り上げる1年にしよう。

以上

[本件に関するお問い合わせ先]
株式会社三菱ケミカルホールディングス 広報・IR室
TEL 03-6748-7140
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