| 平成26年4月1日 |
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三菱化学株式会社 社長 石塚 博昭 2014年入社式挨拶(要旨)
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三菱化学株式会社
【戦略を愚直に実行し、苦境を脱する】
世界経済は全体として堅調に推移し、日本経済も消費税増税による懸念はあるが政治が安定し、株安、円安等の懸案事項が解消しつつある。
一方で、三菱化学グループは損益面では最悪の時期を脱したが、依然として厳しい状況にあり、本格的な業績回復には時間がかかると言わざるを得ない。当社は業績回復と将来の成長に向け、三菱ケミカルホールディングスの中期経営計画「APTSIS 15」の施策を着実に実行していく。
【プロとして、変化の原動力となれ】
新入社員の皆さんには、それぞれの持ち場で一流のプロになってもらいたい。メーカーは様々な部署と人が関わっており、どの機能が欠けても会社は強くはなれない。どの部署に配属されてもどの仕事にも全力で取り組んで、一流のプロとなってほしい。そして、各部署での変化の原動力となってほしい。化学産業は、「化学技術」をコアにして、社会に新しい価値を創造する産業であり、変わり続けることが産業の宿命である。失敗を恐れずに挑戦し、会社に刺激を与え続けることが皆さんの役目である。
【グローバルに活躍する人材となれ】
皆さんにはこれから、新入社員研修の一環で英語漬けの3日間を過ごしてもらう。しかし、グローバルには活躍するには、語学力だけでは足りない。
私は1987年から6年弱の間、ナイロン樹脂の製造・販売会社を設立するために台湾に赴任した。時代はちょうどバブルの絶頂期で、日本の常識は世界の常識、日本の経営手法は世界の標準だと持て囃されていたが、実際仕事を始めると日本の常識が全く通じない。つまり、台湾には台湾の常識があるということを強く思い知らされた。海外でビジネスを成功させるには、その国の文化・歴史を学び、民族への理解を高め、価値観を共有させることが必要で、それこ そが真のグローバルセンスを身につけることなのだと気付かされた。
皆さんも、それぞれの個性を大いに発揮し、尊重しあいながら新にグローバルに活躍する人材へと成長してほしい。
【新入社員へのメッセージ 〜人間万事 塞翁が馬〜】
「人間万事 塞翁が馬」。
この故事が教えているのは、「人生には幸せの状態と不幸な状態が交互に巡ってくるので、幸不幸は予測がつけられず、定まりがたい。」という思想に他ならないが、しかし、このさりげない故事の意味するところは、もっと深い解釈があると思う。それは「目の前で起きたことには、どんなに困難でつらくても目を背けず、考え抜いて諦めずに為すべきことを全力で進めれば、必ず道は開け局面を変えることができる。また一方で、物事が順調な時こそ、最悪の事態を想定してそれに備えなければならない。」ということだ。これからの会社生活や人生の中でいろいろな困難に直面することと思うが、是非この「人間万事 塞翁が馬」を教訓として、タフネスとバイタリティーを持って乗り切ってほしい。
以上
(ご参考:出席新入社員数 44名)
[本件に関するお問い合わせ先]
株式会社三菱ケミカルホールディングス 広報・IR室
TEL 03-6748-7140
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