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ニュースリリース 2014
平成26年1月14日
スズキ 「HUSTLER (ハスラー)」 の内装樹脂カラーパネルに
三菱化学のバイオエンプラ 「DURABIO® (デュラビオ®)」 が採用されました
三菱化学株式会社

スズキ株式会社(本社:静岡県浜松市、会長兼社長:鈴木修)から2013年12月24日に発表された新型軽乗用車 「HUSTLER(ハスラー)」の内装樹脂カラーパネルに、三菱化学株式会社(本社:東京都千代田区、社長:石塚博昭)のバイオエンプラ 「DURABIO®(デュラビオ®)」が採用されました。

 DURABIO®は、再生可能な植物由来のイソソルバイドを原料としたバイオエンプラで、耐衝撃性・耐熱性・耐候性などにおいて、従来の一般的なエンプラに勝る、優れた性能を有しています。

 また、DURABIO®は発色性が極めて良く、しかも透明度が非常に高いので、顔料を配合して成型するだけで、つややかな光沢のある表面を作ることができます。
 さらに、表面が硬くて丈夫なので、擦り傷や切り傷が付きにくいという特長もあります。
 そのため、成型後の塗装工程が不要になるので、塗料からのVOC(揮発性有機化合物)排出を無くすこともできます。

 このたびのHUSTLERへのDURABIO®採用に当たっては、スズキと三菱化学が共同で開発に取り組んだ結果、世界で初めて、バイオエンプラを用いた原着の自動車内装カラーパネルの実用化に至りました。
 今後も三菱化学はスズキとの共同開発を継続し、環境にやさしいクルマづくりに貢献してまいります。

以上

[本件に関するお問い合わせ先]
株式会社三菱ケミカルホールディングス 広報・IR室
TEL 03-6748-7140
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別紙

三菱化学のサステイナブルリソース事業
――植物原料由来の高機能バイオエンプラDURABIO®と環境持続型プラスチックPBS

 三菱化学は、バイオプラスチックとして、高機能エンジニアリングプラスチック「DURABIO®」および環境持続型プラスチック「ポリブチレンサクシネート(PBS)」を開発し、提供しています。
 2006年より開発に着手した透明エンジニアリングプラスチックDURABIO®は、ガラスとプラスチック両方の特長を兼ね備えています。ビスフェノールAを原料とする既存のポリカーボネート樹脂に勝る高い透明性を有し、光で変色しません。また、耐久性に優れ、熱や衝撃に強く、しかも容易に加工できます。ガラスより軽いため、ガラスを代替すれば製品の軽量化につながります。さらに、発色性がよく塗装の必要が無いことから、塗料由来のVOC(揮発性有機化合物)排出削減など、CO2の削減以外でも環境負荷の抑制に貢献できます。
 一方、PBSは、自然界の土中の微生物の力で水とCO2に分解される生分解性プラスチックで、2003年から販売を行っています。他の生分解性プラスチックには無いPBSの特長は、生分解が容易でしかも速いことです。一定の温度や湿度に達しなければ分解が始まらないため、処理に特別な装置が必要な生分解性プラスチックが多い中、PBSは土に埋めれば、そのまま自然に分解してゆきます。
 2010年に開催されたカナダ・バンクーバー冬期オリンピックでは、選手村の食堂で使用するスプーンやフォークに三菱化学のPBSが採用され、廃棄物処理の軽減に貢献しました。現在では、タイ最大のコーヒーショップチェーン「Cafe Amazon」で、PBSでラミネートした100%生分解可能な紙コップが使用されています。
 また、PBSには成型がしやすく、天然繊維など他の様々な素材となじみやすいという特長もあります。三菱化学はこの特長を生かし、各種自動車内装部材など、樹脂複合材としてのPBSの用途開発に積極的に取り組んでいます。

今後の事業展開
 DURABIO®については、従来のプラスチックには無い優れた特長を生かし、最先端の光学関連部材、高機能ガラスの代替部材、電子機器・自動車の筐体・内外装部材など、幅広い分野へ用途展開しています。黒崎事業所(福岡県北九州市)の年産5,000tのプラントは、2012年秋に営業運転を開始しており、2015年度までに16,000tへ生産能力を増強する予定です。
 PBSについては、持続可能な製品としての用途拡大を目指し、タイでPTT Public Company Limitedと折半出資子会社のPTTMCC Biochem Company Limitedを設立しており、植物由来のバイオコハク酸を原料とした年産20,000tのBioPBSTMプラントを2015年度に立ち上げる予定です。
 

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