日本のエネルギー・トランジションを検討するイニシアティブ「ETI-CGC」への参画について
三菱ケミカル株式会社
三菱ケミカル株式会社(本社:東京都千代田区、社長:和賀 昌之、以下「当社」)は、本日、東京大学グローバル・コモンズ・センターと日本企業有志により立ち上げられたイニシアティブ「ETI-CGC(Energy Transition Initiative-Center for Global Commons)」に参画したことをお知らせいたします。
ETI-CGCでは、以下の5つの原則に基づき日本におけるエネルギー・トランジションの検討を進めてまいります。
1. グローバル・コモンズである地球環境の持続可能性を守る。このため、日本の温室効果ガスの排出を2050年までにネットゼロにする道筋(パスウェイ)を描く。
2. 世界や日本における知見及び科学的洞察を基に、カーボンニュートラルを達成し、幸せと豊かさを実現する、地域事情に沿ったパスウェイを模索する。
3. このパスウェイが、多様な地域事情を抱える国々にとっても役立つモデルとなり、世界全体のカーボンニュートラルに貢献することを目指す。
4. パスウェイを実現していく過程は、日本の産業構造、経済社会システムや行動様式を未来に向けて変えていく機会であるととらえ、どのようにその機会を活かすかをも議論していく。
5. 関連する政策提言などを行い、日本における議論を広く興すため、リーダーシップを発揮する。
当社は2050年のカーボンニュートラル達成を目標に掲げており、クリーンかつ競争力のあるエネルギーへの転換は化学産業にとっても非常に重要であると考えています。また、化学産業は他の産業を含めた社会全体のカーボンニュートラル実現に貢献できる産業であると認識しており、当社としても人工光合成をはじめとするCCU技術の開発・実装を加速させています。
当社は本イニシアティブへの参画を通じて、日本の産業界にとって適切なエネルギー転換について検討し、カーボンニュートラル達成に貢献してまいります。
本イニシアティブの事務局である東京大学グローバル・コモンズ・センターからの発表は、こちらをご参照ください。[別窓表示]
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