三菱ケミカル株式会社

三菱ケミカル株式会社(本社:東京都千代田区、社長:和賀 昌之、以下「当社」)は、植物由来原料を用いた透湿性フィルム《Green KTF™》の販売を開始しましたので、お知らせいたします。植物由来原料を用いた透湿性フィルムは、当社が新たに開発した独自製法で実現した、世界的に見てもユニークな製品です。


《KTF®》は、天然物由来の炭酸カルシウムと、石油由来のポリエチレンを主原料とする微多孔質のフィルムです。水蒸気より大きく水滴よりも小さい孔径を有することにより、湿気は通すが水は通さない性質をもち、主に紙おむつをはじめとする衛生材料のバックシートや高機能防護服の基材等に使用されています。近年、アジア地域などの発展に伴い需要が増加しており、今後も堅調に推移することが見込まれております。


《Green KTF》は、従来の《KTF®》と同等の性能を有しながら、植物由来ポリエチレンを原料に用いることで、製造時のCO2の排出量を約30%削減*しました。もう一つの主原料である炭酸カルシウムも含め、約9割が天然物由来のため、環境負荷を低減させた新製品です。


当社は三菱ケミカルホールディングスグループが掲げる中長期経営基本戦略「KAITEKI Vision 30」のもと、サーキュラーエコノミー実現に向け、バイオマスプラスチック製品の拡充を進めております。当社は今後も、高い機能と環境性能を併せ持つ製品の開発・提供を通じて、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。


*当社調べ


以上
※写真は従来品

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