三菱ケミカル株式会社

三菱ケミカル株式会社(本社:東京都千代田区、社長:和賀 昌之、以下「当社」)のバイオエンジニアリングプラスチック「DURABIO®」が、コイズミ照明株式会社(本社:大阪市中央区、社長:梅田 照幸、以下「コイズミ照明」)の温浴施設用の照明セードに採用され、先月より販売が開始されました※1。

従来、照明セードにはガラスのほか、エンプラなどが用いられてきましたが、ガラスは割れた際に飛散の危険性がある、また、エンプラは耐候性が弱く変色しやすいなど、それぞれ課題を抱えておりました。

DURABIO®は、再生可能な植物由来原料であるイソソルバイドを用いたバイオエンプラで、耐衝撃性・耐候性などの点で、従来の一般的なエンプラに勝る、優れた性能を有しています。当社は今般、これらの特徴を有しながら、光を拡散することのできる、照明セードに適したグレードの開発に成功しました。加えて、新洸化成株式会社(本社:茨城県稲敷市、社長:廣瀬 昌文、以下「新洸化成」)が有するインジェクションブロー成形技術と組み合わせることで、コイズミ照明の照明セードとしての採用を実現しました。今後は屋内外の温浴施設のみならず、耐久性を必要とする他の照明用途へも展開が可能です。

当社は、三菱ケミカルホールディングスグループが掲げる「KAITEKI※2」の実現に向け、今後もDURABIO®をはじめとする植物由来プラスチックの研究開発・用途展開を加速させ、環境にやさしく付加価値の高い製品の供給を通じ、循環型社会の構築やSDGsの達成に貢献して参ります。


※1 コイズミ照明の住宅・店舗用照明カタログ「あかり専科」に掲載。
※2 三菱ケミカルホールディングスグループのオリジナルコンセプトで、「人、社会、そして地球の心地よさがずっと続いていくこと」を表します。

今回採用された照明セード
施工イメージ

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