三菱ケミカル株式会社

三菱ケミカル株式会社(本社:東京都千代田区、社長:和賀 昌之、以下「当社」)は、世界に通じる卓越した専門性と実績を有する人材を「フェロー」「エグゼクティブフェロー」として任命・処遇する制度を新設いたします。
フェロー/エグゼクティブフェローの任命は、以下を要件とします。当社は本制度により、高度な専門性を有したスペシャリストを志向する風土を社内に醸成するとともに、そうしたスペシャリストが創造する新しい価値を社会に提供してまいります。


【フェロー】
(1)自身の専門分野において、世界に通じる卓越した専門的知識・技術を有し、社内外から高く評価されている。
(2)その専門性を発揮し、顕著な実績を積み重ねている。
(3)後進の目標として相応しい。
【エグゼクティブフェロー】
・フェローとして卓越した実績を残している。


●職務内容及び処遇
・自身の専門分野において社内外の第一線で活躍すると共に、技術の錬成や後進の指導・育成にあたる。
・経営層との定期的なディスカッション等を通して、専門的知見を活かした提言を行う。
・フェローには当社理事役相当、エグゼクティブフェローには執行役員相当の処遇を行う。

また、本制度に基づく初のフェロー/エグゼクティブフェローとして、2019年4月1日付で以下の4名を任命いたします。


【エグゼクティブフェロー】
●瀬戸山 亨(執行役員 横浜研究所 瀬戸山研究室長)
専門分野:触媒化学、無機材料設計、化学工学
主な実績:

・ZrO2触媒による芳香族アルデヒドプラントやポリテトラメチレンエーテルグリコール(PTMG)新法の工業化、各種無機材料事業創出の基盤構築
・NEDO人工光合成、科学技術振興機構(JST)-CREST“超空間制御”、戦略的イノベーション創造プログラム (SIP)“革新的高度炭素利用”等の国家プロジェクトの研究統括
・触媒学会・石油学会等の副会長経験、国内外学会での基調講演・招待講演、国内外論文・便覧等の編集、産学官連携多数


※今回新設する制度のため、2019年4月1日付の任命にあたっては、「フェロー任命要件を満たし、執行役員相当の処遇に相応しい卓越した実績を残している」ことを要件としました。


【フェロー】
●長谷川 龍一(横浜研究所 無機材料研究室長)
専門分野:材料科学、材料設計
主な実績:

・新規耐熱ABS樹脂、インクジェット用カーボンブラックインク、新規シンチレータ等の事業化
・論文発表した高分子動力学の計算手法がOCTA(フリーソフト)・J-OCTA(商用ソフト)に採用
・東京大学・信州大学等での教員経験、科学技術振興機構(JST)- ERATO選考委員・CRESTアドバイザー経験


●武脇 隆彦(横浜研究所 無機材料研究室)
専門分野:ゼオライト等多孔性材料
主な実績:

・新規ゼオライト、新規ゼオライト吸着剤・分離膜、SCR触媒等の開発・事業化
・触媒学会理事、日本学術振興会 ナノ多孔体研究会 副会長、ゼオライト学会理事(2017年まで)
・日経BP技術賞(2009)、ものづくり日本大賞(2009)、日本吸着学会技術賞(2010)、日本化学会技術賞(2012)


●槇野 隆之(豊橋研究所長)
専門分野:高分子合成
主な実績:

・アクリル樹脂関連ポリマー材料の上市・高性能化
・社内におけるアクリル重合基盤技術の整備
・2018年、高分子学会より「高分子学会フェロー」の称号を授与


※役職・所属は2019年2月25日時点


以上

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