三菱ケミカル株式会社

AI・IoT関連技術やロボティクス、再生医療などの新しい科学技術が目覚ましいスピードで発展し、社会が大きく変わろうとしている。そうした革新的技術を用いて人・社会・地球の課題解決に役立つソリューションを提供できるのは化学産業だ。当社は、常に製品、サービス、仕事のやり方を進化させながら、日々変化するニーズに応じた「材」を供給する使命がある。同時に、新たなソリューションを生み出す新技術の確立や環境保全・生物多様性への貢献を通じて企業価値の向上を目指したい。そのためには以下の取り組みが重要であると考える。

【安全・安定操業とコンプライアンス】
第一に、「安全とコンプライアンス」を挙げたい。当社は、これまでも安全・安定操業に関する諸施策を講じてきた。これに加え、安全の確保に向けて、AIやロボティクスの活用などを検討するプロジェクトを立ち上げていく。また、コンプライアンスは、「法律を含む社会からの期待を守ること」が要求されており、相手と心を通わせ、想いや悩みを共感し合う、真のコミュニケーションが重要であることを認識してもらいたい。

【収益性の向上】
二つ目は収益性の向上だ。企業にとって「利益」は活力の源泉であり、企業存続の必須条件だ。利益を上げるためには、一人ひとりが利益にこだわり、そのために何をすべきか考えながら、利益を上げる仕事の仕方を工夫していくことが重要である。

【真のグローバル化】
三つ目はグローバル化だ。これまで、当社を含めた多くの日本企業がグローバル化を目指してきた。しかし、それは「日本人が海外の言語・文化・ビジネスを知る」という一方通行の国際化であったように思える。
今後はこうした取り組みに加え、国外で勤務する外国人のグループ社員にも日本について学んでもらう機会を設け、双方向のグローバル化を推進していく。「ONE MCC」を合言葉に、グループの協奏をさらに加速させ、真のグローバル企業を目指す。

【営業改革】
最後は営業改革だ。私は、ビジネスドメインを横断的に見ながら、リージョン毎に戦略的重要カスタマーを抽出していく。経営幹部とそれら重要カスタマーとの関係構築を考えると同時に、営業・マーケテイングのやり方をどう改革すべきか皆さんと一緒に考えたい。

三菱ケミカルは誕生2年目の若い会社だ。フレッシュな会社らしく、明るく、楽しく、元気に仕事をしながら、皆さんと共に世の中をKAITEKIにしていきたい。

以上

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