三菱ケミカル株式会社


2017年は、4月に新たに三菱ケミカルが誕生し、「成長と変革を推し進める年」として歩んできた。統合以降、個々人の視点で解決すべき様々な課題と数多くのチャンスや可能性があることに気づいたことであろう。これを踏まえ、今年は「更なる変革の実行と成長の獲得を果たす年」にしていきたい。新社発足2年目となる2018年を力強く歩まれることを心より祈念する。

【新リーダーのもとで高成長を実現する年に】
2018年4月1日をもって、和賀昌之氏が当社の代表取締役社長に就任する。中期経営計画「APTSIS20」の3年目にあたる2018年度は、3社統合効果を最大限に発揮するとともに、リージョナルヘッドクォーターを通じた横断的なマーケティング等、海外での事業基盤強化、更にはICTやIoT・AIなどを活用した新たな市場の開拓を成し遂げ、新しいリーダーの下で高成長を実現する年にしてもらいたい。一方で、私は今後、三菱ケミカルホールディングスの社長として、事業ポートフォリオマネジメントや投資戦略などグループの基本戦略の策定・実行を進めながら、新体制を支えていくこととなる。

【KAITEKI健康経営の推進】
今年は中期経営計画「APTSIS20」の中間年にあたる。経営戦略を確実に実行し、成長を獲得することはもちろんだが、同時にKAITEKI健康経営を本格的に軌道に乗せていきたい。従業員と一体となって健康経営に取り組むことで自分自身の健康管理、楽しく信頼性のある仕事への改革、心地よいコミュニケーションネットワークを作り上げていきたい。

【安全・安定生産とコンプライアンス遵守の徹底】
昨今の様々な企業における品質問題は大変な驚きの思いで受け止めている。持続可能な成長のためには、安全・安定生産とコンプライアンスの徹底が全ての基盤であることを、ここに改めて確認したい。

2020年度に向けて更なる成長を勝ち取るべく、新しいリーダーのもと、全員が「知恵」と「情熱」を発揮し、「真にグローバルなTHE KAITEKI COMPANY」を作り上げ、持続的に発展を続ける三菱ケミカルグループを生み出してもらいたい。


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