製品情報
Product
炭素繊維ファブリック
炭素繊維ファブリックは炭素繊維を織物にしたものです。織物にすることでドレープ性に優れ3Dの賦形に適した材料となります。また、その優れた意匠性から外観用途にも需要の高い材料です。
また、意匠用途のみならず1プライで2方向以上の積層が可能となり、積層効率に優れる材料でもあります。
特徴
三菱ケミカルの炭素繊維ファブリックはそのドレープ性から一方向のUDプリプレグに比べパーツの型に沿って成形しやすいという利点があります。
使用する炭素繊維の太さや織り組織を変えることによりその見た目を変更することも出来、その優れた意匠性から外観用途として自動車の内装材からスポーツ製品にわたり多岐に使用されている材料です。
意匠用途での活用が多い炭素繊維ファブリックですが、すだれ織りにして建築補強用途に使用されたりと、織り組織や目付を変更することにより幅広い用途に使用が可能となります。
三菱ケミカルでは垂直統合のメリットを活かし、炭素繊維ファブリックに適した炭素繊維を製造することで高品質な炭素繊維ファブリックの供給が可能となります。
用途
炭素繊維ファブリックは土木建築補強用途や少量の自動車用アフターマーケットパーツ等ハンドレイアップで使用されたり、樹脂を含浸させクロスプリプレグを作り、オートクレーブ成形、内圧成形、PCM成形、シートラップ成型等で使用されます。
ラインナップ
標準織物
製品名 | 組織 | 原糸 タテ ヨコ |
密度(本/インチ) タテ ヨコ |
重さ (g/m2) |
厚さ (mm) |
標準幅 (mm) |
標準長さ (m) |
||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
TR3110 M | 平 | TR 30S 3L | TR 30S 3L | 12.5 | 12.5 | 200 | 0.23 | 1,000 | 100 |
TR3523 M | 2/2綾 | TR 30S 3L | TR 30S 3L | 12.5 | 12.5 | 200 | 0.21 | 1,000 | 100 |
TR6110HM | 平 | TR 50S 6L | TR 50S 6L | 9.0 | 9.0 | 288 | 0.32 | 1,000 | 100 |
TR6120HM | 平 | TR 50S 6L | TR 50S 6L | 11.0 | 11.0 | 350 | 0.39 | 1,000 | 100 |
TRK101 M | 平 | TR 50S12L | TR 50S12L | 6.3 | 6.3 | 400 | 0.46 | 1,000 | 50 |
TRK510 M | 2/2綾 | TR 50S12L | TR 50S12L | 10.0 | 10.0 | 646 | 0.57 | 1,000 | 50 |
ハイブリッド織物
製品名 | 組織 | 原糸 タテ ヨコ |
密度(本/インチ) タテ ヨコ |
重さ (g/m2) |
厚さ (mm) |
標準幅 (mm) |
標準長さ (m) |
||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
TR3160TMS | 平 | TR 30S 3L アラミド繊維 |
TR 30S 3L アラミド繊維 |
6.0 6.0 |
6.0 6.0 |
180 | 0.24 | 1,000 | 100 |
一方向織物
製品名 | 組織 | 原糸 タテ ヨコ |
密度(本/インチ) タテ ヨコ |
重さ (g/m2) |
厚さ (mm) |
標準幅 (mm) |
標準長さ (m) |
||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
TRK979PQRW | 平 | TR 50D 12L | ガラス繊維 ナイロン(ポリアミド)繊維 |
6.6 | 8.0 | 212 | 0.25 | 500 | 50 |
TRK976PQRW | 平 | TR 50D 12L | ガラス繊維 ナイロン(ポリアミド)繊維 |
9.9 | 8.0 | 317 | 0.32 | 500 | 50 |
一方向織物
製品名 | 組織 | 原糸 タテ ヨコ |
密度(本/インチ) タテ ヨコ |
重さ (g/m2) |
厚さ (mm) |
標準幅 (mm) |
標準長さ (m) |
||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
F637400 | 平 | K63712 | ガラス繊維 | 5.0 | 12.0 | 400 | 0.20 | 330 | 50 |
この表の値は代表値であり、保証値ではありません
標準織物及びハイブリッド織物は、サイジング剤込の重さとなります。一方で、一方向織物はヨコ糸及びサイジング剤を除いた重さとなります。